京都府綴喜郡宇治田原町・禅定寺(ぜんじょうじ)
正式名称は、白樺補阿陀落山観音妙智院禅定時(びゃくげほだらくさんかんのんみょうちいんぜんじょうじ)で当初は華厳宗でしたが、現在は曹洞宗です。創建は正暦2年(991)に東大寺の別主であった平崇上人(へいそしょうにん)によって開基され、5年の歳月をかけ作られています。平等院の末寺で藤原氏の庇護を受け広大な寺領を有していましたが、中世以降衰退し境内は荒れ果てていたところ、延宝8年(1680)に加賀藩の家老本多安房守政長の経済的な援助を受け曹洞宗の寺院として復興しました。見どころとしては木造十一面観音立像(重要文化財)や十体の仏像が宝物殿に安置されています。他にも境内に禅定寺五輪塔や巨大な現在の大涅槃図(だいねはんず)があります。
*涅槃図 お釈迦様が亡くなる様子は「涅槃経」という経典に記されていて、それに基づいて描かれたのが「涅槃図」です
*基本情報
・所在地 京都府綴喜郡宇治田原町大字禅定寺小字庄地100
・拝観時間 宝物殿拝観時間 9時〜16時
・TEL 0774ー88ー4450
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